ザ・スクロース

時間よ、歩きたまえ

したいしたい! 期待していたい「いけない 危ない」
どうして邪魔するの?
見返したいんじゃないよ なんでわかんないの?
Please don’t…… かまわないで

ポプラの綿毛が積もった春のゲレンデは
プラスチックみたいだ
——僕の勝手でしょ

見なれた時計は決まって3時
おやつはもういらないから君にあげよう
きれいなごみに埋もれた君によく似合うよ
ぼくは好きなものが好きだから

昔々の話は聞かない 知らない
汚い笑顔は見たくない
「うまくいかないよ」なんて関係ない
どうしてそれがだめなのさ

ぶらり立ち寄った古い喫茶店のオムライスは360円
——おいしくないけど

きらいな歌ならわかっているんだ
何にもいわないから君を聴かせて
プライドなんてないけどぼくとよく似ていたら
それでちょっとうれしいから

まつげの先にささった白いほこりがぼやって光って
それが、どうしたっていうのさ

疲れたくらいじゃ黙る気もないけど
もう何だっていいからこっち向いてよ
つかんだメロディはなさないように君にかきとめるから

見慣れた時計は決まって3時
おやつはもういらないから君にあげよう
狙い通り星降る町にかっこつけて精一杯のハロー

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