ザ・スクロース

夜の窓

空気に黒が増えて
地面に落ちていく
かわりに白がひとつ
丸い形で浮かぶ

ところで
ぐるぐる回る目玉の裏側
こびとおやじが駆け回る
宇宙いっぱいに響くのは
ぼくのうめく声

ざくざく
時計の針が進む
一秒と一秒の音が
今を押しつける

空気が固くなって
誰かをつめぎっている
おまけに突然走って
突きとばしたりもしている

ところで
わしゃわしゃと鳴く白いすずめが
文字を散らして飛び回る
八面鏡の真ん中で
ぼくはうずくまる

ざくざく
時計の針が進む
一秒と一秒の音が
今を押しつける

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